製品概要
機能と利点
- AD5686R(SPI、TSSOP)用のフル機能評価用ボード
- オンボード・リファレンス
- 様々なリンク・オプション
- アナログ・デバイセズのEVALSDP-CK1Z(SDP-K1)コントローラ・ボードと組み合わせてのPC制御
製品概要
このユーザ・ガイドでは、クワッド・チャンネルの電圧出力D/Aコンバータ(DAC)であるAD5686R(SPI)とAD5696R(I2C)の評価用ボードEVAL-AD5686RARDZ(シリアル・ペリフェラル・インターフェイス(SPI))とEVALAD5696RARDZ(I2C)の動作について詳しく説明します。
EVAL-AD5686RARDZとEVAL-AD5696RARDZは、それぞれAD5686R回路とAD5696R回路の迅速なプロトタイピングを支援し、設計時間を短縮するように設計されています。どちらのデバイスも2.7V~5.5Vの単電源で動作します。加えて、これらのデバイスは内部に2.5Vのリファレンス(電圧源)を備えています。ただし、必要であれば、EXT_REF SMBコネクタを介して異なるリファレンス電圧を適用できます。これら2つのDACは共通の機能を備えていますが、デジタル・インターフェイス・プロトコルが異なります。AD5686RではSPIが使用されるのに対し、AD5696RではI2Cが使用されます。
EVAL-AD5686RARDZとEVAL-AD5696RARDZは、システム・デモンストレーション・プラットフォーム(SDP)コントローラ・ボードを介してPCのUSBポートに接続します。分析、制御、評価(ACE)用ソフトウェアは、EVAL-AD5686RARDZとEVAL-AD5696RARDZの両方の製品ページからダウンロードできます。EVAL-AD5686RARDZまたはEVAL-AD5696RARDZと共にACEソフトウェアを使用することで、それぞれAD5686RとAD5696Rをプログラムできます。この評価用ボードにはPMOD接続も用意されており、SDPコントローラ・ボードを使用せずにマイクロコントローラを接続できます。ただし、PMOD接続でマイクロコントローラを使用する場合は、SDPコントローラ・ボードを切断する必要があります。したがって、ユーザはACEソフトウェアを使用できません。
EVAL-AD5686RARDZとEVAL-AD5696RARDZにはどちらも、アナログ・デバイセズから購入できるEVAL-SDP-CK1Z(SDP-K1)コントローラ・ボードが必要です。
詳細は、AD5686RまたはAD5696Rのデータシートに記載されています。EVAL-AD5686RARDZまたはEVALAD5696RARDZを使用する際は、このユーザ・ガイドと併せてこれらのデータシートも参照してください。
推奨システム動作環境
- SDP-K1ボード(別売)
- USB 2.0ポートを備えたWindows 7以降搭載PC
- 最新のACEソフトウェア
- NanoDAC ACEプラグイン(ACE内でダウンロード可能)
関連資料
-
EVAL-AD5686RARDZ - Design Files2024/04/01ZIP9 M
-
EVAL-AD5686R/96RARDZ Getting Started Video2025/02/05