ADA2200
製造中止同期式復調器+設定可能アナログ・フィルタ
製品の詳細
- 信号入力帯域幅を30kHzに復調
- プログラマブル・フィルタにより帯域幅を可変可能
フィルタは入力クロック周波数に追従 - プログラマブルな基準クロック周波数
- 柔軟なシステム・インターフェース
シングル・エンド / 差動信号の入力と出力、
レールtoレール出力がA/Dコンバータ(ADC)を直接駆動 - 位相検出器感度:
9.3m°θREL rms - 3線と4線のシリアル・ポート・インターフェース(SPI)あるいはI2C EEPROMからのシームレスなブートで設定可能
- 超低電力動作:
395μA@fCLKIN=500kHz - 単電源:+2.7V~+3.6V
- 仕様規定されている温度範囲:
-40℃~+85℃ - 16ピンTSSOPパッケージ
ADA2200は産業、医療、通信市場の低消費電力、高精度の振幅 / 位相計測、センサーの信号処理、データ・アクイジションなどのアプリケーション向けに開発された、同期式復調器+設定可能アナログ・フィルタです。ADA2200はアナログ・デバイセズ特許申請中のサンプリング・アナログ技術(SAT)を採用し、アナログ入力で、サンプリングされたアナログ信号が出力するデバイスで、アナログ領域のローパス1/8x デシメーション有限インパルス応答(FIR)フィルタ、設定可能無限インパルス応答(IIR)フィルタ、0° / 90°の位相選択可能なミキサー、基準クロック、ADCドライバ出力を内蔵しています。サンプリング・アナログ技術(SAT)を採用し、コンデンサ間で電荷共有させることによって、信号処理は完全にアナログ領域で行われるので、量子化ノイズや丸め誤差の影響が減少し、後段のADCのサンプル・レートを低く抑えることができるとともに、デジタル・プロセッサあるいはマイクロ・コントローラの重い計算処理負荷を軽減することもできます。
ADA2200は復調機能がディスエーブルの時、高精度フィルタとして働きます。フィルタの帯域幅は設定可能でセンター周波数は調整可能です。フィルタ特性は温度、電源、製造プロセスの変動に対して極めて安定しています。
入力端子も出力端子もシングル・エンドと差動信号の両方のインターフェースが可能なので、シグナル・チェーンの他の部品への接続が容易です。低消費電力とレールtoレール動作はバッテリ駆動と低電圧システムに最適です。
ADA2200はSPI準拠シリアル・ポート経由でプログラマブルするか、あるいは I2Cインターフェースを通してEEPROMから自動的にブートすることができます。内蔵クロック発振器は可変可能な周波数と位相で混合信号を生成します。さらに、ADA2200の同期出力信号は(データ・コンバータやマルチプレクサのような)他のサンプリングするシステムへのインターフェースを容易にします。
ADA2200は16ピンTSSOPパッケージを採用しています。その性能は-40℃~+85℃の工業用温度範囲で規定されています。このデータシートを通して、共有ピンはSCLK / SCLのようにピン名全体で呼んでいる場合と(その機能のみ関連する時)ピンの1つの機能(たとえばSCLK)で呼んでいる場合があるので注意してください。
アプリケーション
- 同期式復調器
- センサー・シグナル・コンディショニング
- ロックイン・アンプ
- 位相検出器
- 高精度調整可能フィルタ
- 信号再生
- 制御システム
ドキュメント
データシート 2
ユーザ・ガイド 2
チュートリアル 1
リファレンス設計 1
Analog Dialogue 2
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ツールおよびシミュレーション
SPICEモデル 1
LTspice®は、無料で提供される強力で高速な回路シミュレータと回路図入力、波形ビューワに改善を加え、アナログ回路のシミュレーションを容易にするためのモデルを搭載しています。
評価用キット
リファレンス・デザイン
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