ADL5811
製造中止パッシブ・ミキサー / IFアンプ / ワイドバンドLOアンプ、700MHz~2800MHz、ダブル・バランス、高IP3
- 製品モデル
- 1
- 1Ku当たりの価格
- 価格は未定
製品の詳細
- RF周波数700MHz~2,800MHz連続
- LO周波数:250MHz~2800MHz、高域または低域側注入
- IF範囲:30MHz~450MHz
- パワー変換ゲイン:7.5dB@1900MHz
- SSBノイズ指数:10.7dB@1900MHz
- 入力IP3:27.5dBm@1900MHz
- 入力P1dB:12.7dBm@1900MHz
- 標準LOドライバ:0dBm
- シングルエンド50ΩのRFポート
- シングルエンドまたはバランスLO入力ポート
- 単電源動作:3.6V~5.0V
- 全ての機能を制御するシリアル・ポート・インターフェース(SPI)
- 5m×5mmの露出パドルつき32ピンLFCSPパッケージを採用
ADL5811は、革新的な新しいブロードバンド、矩形波リミットのLOアンプを使って、700MHz~2800MHzという業界トップクラスのRF帯域幅を実現しています。従来からのナローバンド・サイン波のLOアンプ・ソリューションとは異なり、この製品は、極めて広い帯域にわたってRF入力よりも高い、または低いどちらのLOも容認します。エネルギー・ストレージ素子を使っていないため、LO周波数の減少にともなってDCの電流消費も減少します。
ADL5811は、シングルエンド動作が可能なRFおよびLOバランス回路を内蔵した、高い直線性、ダブル・バランスされたパッシブ・ミキサー・コアを用いています。ADL5811はプログラマブルなRFバランを採用しているため、700 MHz~2,800 MHzのRF入力周波数範囲にわたって最適な性能を発揮します。バランスのとれたパッシブ・ミキサーの配置により、優れたLOからRFへ、また、LOからIFへのリーケージ性能、優れたRFからIFへのアイソレーション特性、および全RF帯域幅にわたる優れたインターモジュレーション性能が得られます。
極めて高い入力リニアリティを備えているこのバランスされたミキサー・コアは、ダイナミック・レンジの劣化を招く可能性があるような、インバンドのブロッキング信号において要求の厳しいワイドバンドのアプリケーションで使うことができます。ブロッカー・ノイズ指数性能は、ナローバンドのパッシブ・ミキサー設計に匹敵する性能となっています。高い直線性のIFバッファ・アンプがパッシブ・ミキサー・コアの後段に配置されており、標準7.5dBのパワー変換ゲインを備え、幅広い出力インピーダンス範囲で使うことができます。低電圧アプリケーションでは、ADL5811は大幅に電流が軽減される3.6Vまでの低い電圧で動作することができます。必要に応じて、回路をパワーダウン(1.5mA以下)させることの出来る2つのロジック・ピンが用意されています。
ADL5811の全ての機能は3線シリアル・ポート・インターフェースで制御されるので、最小の外部部品で、最適な性能が得られます。
ADL5811は高性能ICプロセスであるBiCMOSを使って製造されています。この製品は、5mm×5 mm、32ピンLFCSPパッケージで供給されており、-40~+85℃の温度範囲にわたって動作します。評価用ボードも入手可能です。
アプリケーション
- マルチ・バンド / マルチ・スタンダードのセルラ・ベース・ステーション受信器
- ワイドバンド無線リンク・ダイバーシティ・ダウン・コンバータ
- マルチモード・セルラ・エクステンダ、ブロードバンド・レシーバ
ドキュメント
データシート 1
技術記事 1
評価用設計ファイル 1
ビデオ 1
製品選択ガイド 1
製品モデル | ピン/パッケージ図 | 資料 | CADシンボル、フットプリント、および3Dモデル |
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ADL5811ACPZ-R7 | 32-Lead LFCSP (5mm x 5mm w/ EP) |
製品モデル | 製品ライフサイクル | PCN |
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該当なし | ||
10 21, 2016 - 16_0229 Assembly Transfer of Select LFCSP Products to ASE Korea |
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ADL5811ACPZ-R7 | 製造中止 | |
5 11, 2014 - 13_0231 Assembly Transfer of Select 4x4 and 5x5mm LFCSP Products to STATS ChipPAC China. |
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ADL5811ACPZ-R7 | 製造中止 | |
4 24, 2020 - 20_0023 Obsolescence of Generics ADL53XX and ADL58XX |
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ADL5811ACPZ-R7 | 製造中止 |
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ソフトウェア・リソース
ハードウェア・エコシステム
製品モデル | 製品ライフサイクル | 詳細 |
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AD8351 | 製造中 | 差動アンプ、低歪み、RF / IF用 |
PLL Synthesizers 3 | ||
ADF4350 | 製造中 | 広帯域シンセサイザ、VCO内蔵 |
ADF4106 | 製造中 | PLL周波数シンセサイザ、6GHz、整数N |
ADF4156 | 製造中 | 周波数シンセサイザ、6.2GHz、フラクショナルN |
可変ゲイン・アンプ(VGA) 3 | ||
AD8370 | 製造中 | 可変ゲイン・アンプ、デジタル制御、750MHz |
AD8375 | 製造中 | VGA、IF段、超低歪み |
ADL5336 | 製造中止 | VGA(可変ゲイン・アンプ)、IF用、カスケード接続可能、プログラマブルRMS検出付 |
差動アンプおよびADC用ドライバ 2 | ||
AD8352 | 新規設計に推奨 | 差動アンプ、2GHz、超低歪み、RF/IF用 |
ADL5561 | 新規設計に推奨 |
RF/IF用差動アンプ、超低歪み、2.9GHz |
ツールおよびシミュレーション
ADIsimRF
アナログ・デバイセズのADIsimRF設計ツールは、カスケード・ゲインやノイズ指数、IP3、P1dB、総合消費電力などRFシグナル・チェーン内の最も重要なパラメータの計算を行います。
ツールを開くADIsimPLL™
アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品を迅速かつ確実に評価できるツールです。現在利用できるツールの中で、最も総合的なPLLシンセサイザーの設計/シミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、主要な非線形効果が含まれており、これはPLLの性能に大きく影響を及ぼします。ADIsimPLLによって、設計プロセスの繰り返し作業が1つ以上排除されるため、設計から製品の市場投入までの期間が大幅に短縮することができます。
ツールを開く評価用キット
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