製品概要
製品概要
EVAL-LT7184S-AZ評価用ボードは、デュアル出力PolyPhase®モノリシックDC/DC同期整流式降圧レギュレータで、LT®7184Sを搭載し、入力電圧範囲は2.9V(EXTVCCを使用した場合は1.5V)~16Vです。各出力は-8A~+9Aの連続電流を供給でき、両方のチャンネルでは同時に最大7Aの連続電流を供給できます。EMIを最小限に抑え、プリント回路基板(PCB)レイアウトの影響を低減するために、LT7184Sには第2世代のSilent Switcher®(サイレント・スイッチャ)レギュレータ構造が組み込まれています。また、デジタル・パワー・システム・マネージメント機能を内蔵しており、PMBus/I2C準拠シリアル・インターフェースによりプログラマビリティと遠隔測定を実現します。詳細については、LT®7184Sのデータシートを参照してください。
EVAL-LT7184S-AZ評価用ボードは、スイッチング周波数が1MHzに設定された1.2V出力0および3.3V出力1用に設計されています。最小オン時間が25ns(代表値)のオン時間制御式谷電流モード制御が、低出力電圧時の高スイッチング周波数動作を可能にし、優れた過渡応答を実現すると共に、全体的なソリューション・サイズを小さく抑えます。
この評価用ボードには、両方のチャンネルに電磁干渉(EMI)フィルタが搭載されています。本ボードのEMI性能を図5に示します。図5の赤い線は、CISPR25 CLASS 5の制限です。
EVAL-LT7184S-AZは、デフォルト設定まで電力を供給し、シリアル・バス通信を必要とせずに設定抵抗に基づいて電力を生成します。これにより、DC/DCコンバータを簡単に評価できます。この部品のパワー・システム・マネージメント機能を十分に調べるには、グラフィック・ユーザ・インターフェース(GUI)ソフトウェアLTpowerPlay®をPCにダウンロードし、アナログ・デバイセズのI2C/SMBus/PMBusドングルDC1613Aを使用してボードに接続します。LTpowerPlayを使用すると、部品を随時再設定したり、電子的に消去可能なプログラマブル読出し専用メモリ(EEPROM)に設定を保存したり、電圧、電流、温度、およびフォルト・ステータスの遠隔測定を表示したりできます。
グラフィック・ユーザ・インターフェース(GUI)のダウンロード
このソフトウェアはLTpowerPlayからダウンロードできます。
LT7184Sのデータシートには、この部品の動作およびアプリケーションの詳細が記載されています。EVAL-LT7184S-AZのこのデモ・マニュアルと併せて、LT7184Sのデータシートも参照してください。
LTpowerPlayの詳細と手順については、LT7184Sクイック・スタート・ガイドでLTpowerPlayソフトウェアGUIのセクションを参照してください。