ADM1272
新規設計には非推奨正側ホット・スワップ・コントローラ/デジタル電源モニタ、高電圧、PMBus付き
- 製品モデル
- 2
- 1Ku当たりの価格
- 最低価格:$11.99
製品の詳細
- 16 V~80Vの電源電圧を制御
- 真の高電圧(80V) IPC-9592準拠のパッケージング
- 短絡応答時間: 500ns
- 柔軟なFET SOA保護を可能にするFETエネルギ・モニタリング
- シャットダウン・イベントから高速回復させるゲート・ブースト・モード
- パワーオンを調整するプログラマブル・ランダム・スタート・モード
- FET故障の検出時にPWRGD をディスエーブル
- プログラム可能な警告とシャットダウン・スレッショールドを備えた遠隔温度検出
- システム電流/電力制限は10mV ~ 30 mVに設定可能
- 12ビットADCを使用した±1%精度の電流測定
- I、VIN、 VOUT、温度、電力、エネルギ・テレメトリ
- プログラム可能なスタートアップ電流制限機能
- プログラム可能なリニア出力電圧ソフト・スタート機能
- 1%精度のUV/OVスレッショールド値
- プログラマブル0-20秒自動再開機能
- 2つのプログラマブルGPIOピン
- 消費電力とエネルギ消費を報告
- 電流、電圧、電力のピーク検出レジスタ
- PMBus高速モード:準拠のインターフェース
- 48ピン7x8 LFCSP
ADM1272は動作中のバック・プレーンに回路ボードを着脱可能にするホット・スワップ・コントローラです。また、PMBusインターフェースを使って通信する内蔵12ビットA/Dコンバータ(ADC)を介して電流、電圧、電力をリードバックする機能も備わっています。このデバイスは最大120Vまで耐える事ができるので、一般的に高電圧システムに伴う残存サージやトランジェント(しばしば100Vを超える)が存在する中でも非常に強固です(通常TVSのような保護用デバイスを使用してクランプします)。
負荷電流はSENSE+ ピンとSENSE− ピンを経由する電力経路に接続する検出抵抗の両端の電圧を測定する内部電流検出アンプを使って測定されます。デフォルト制限値は30 mVに設定されていますが、この制限値は必要に応じて、VCAPレギュレータ出力電圧とISETピン間に抵抗分圧回路を接続して調節することができます。追加の抵抗をISET とVin (又は Vout)間に接続して、レール電圧と逆に追跡して電流制限をする事もできます。これは疑似的な”システム・パワー”制限として使用することができます。
ADM1272は、電力経路の外付けNチャンネルFETのゲート電圧を制御することにより、検出抵抗を流れる電流を制限します。検出電圧(したがって負荷電流)は、予め設定した最大値より低く保たれます。ADM1272は、電流を制御している間、FETを通るエネルギ伝送を監視し、制限することにより外付けFETを保護します。エネルギ制限は障害保護モード向けにはEFAULTピンに接続するコンデンサと抵抗の選択により、そしてスタートアップ時向けにはESTARTピンに接続するコンデンサと抵抗を選択する事により設定されます。従ってスタートアップと通常の障害状態では異なるエネルギ制限を設定することができます。スタートアップ時には、突入電流は極めて小さく維持されSOAカーブの異なる領域が対象になりますが、故障状態では電流がはるかに大きくなる可能性があります。コントローラはFETのVDS電圧を使用して、EFAULTピン/ESTARTピンの電流プロファイルとFET内を伝送できるエネルギの量を設定します。この設定により、MOSFETを確実にSOA制限内に保つ事ができます。必要に応じて、DVDTピンにオプションのコンデンサを接続して出力電圧上昇率を設定する事ができます。短絡発生時には、内蔵高速過電流検出器が数百ns以内に応答して、ゲートにシャットダウンを指令します。1500mAのプルダウン・デバイスにより、FETは高速に応答します。そこで、ゲートは50us以内に制御を回復し、電源ラインのステップ的な変化やサージのような状態の中で断絶を最小に抑えます。ADM1272は過電圧保護機能(OV)と低電圧保護機能(UV) を内蔵しておりますが、これらは、UVHピン、UVLピン、OVピンに外付け抵抗分圧器を接続して設定できます。2個のUV用ピンを使用する事により、正確な立ち上がりと立下りの閾値を別々に設定できます。出力電圧が有効でゲート電圧が十分大きい時を伝えるためにPWRGD出力ピンを使う事ができます。VOUTの有効性はPWGINピンを使用して決めます。
12ビットADCは、検出抵抗両端の電圧、SENSE+ピンの電源電圧、出力電圧、(外部NPN/PNPデバイスを使用して)温度を測定できます。PMBusインターフェースを使うと、コントローラはADCからデータを読出すことができます。2つのADRピンの接続方法により、最大16個までの独特なI2Cアドレスを選択することができます。ADM1272は過電流障害時、ラッチ・オフか自動再試行かを設定することができるピンストラップ・モードのある、48ピン LFCSP (7mm x 8mm) を採用しています。
アプリケーション
- +48V / +54V システム
- サーバー
- 電力監視と制御/電力予測
- 交換局用装置
- 通信装置およびデータ通信装置
- 工業用アプリケーション
ドキュメント
データシート 2
ユーザ・ガイド 1
ビデオ 1
製品セレクタ・カード 1
製品モデル | ピン/パッケージ図 | 資料 | CADシンボル、フットプリント、および3Dモデル |
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ADM1272-1ACPZ | 48-Lead LFCSP (8mm x 7mm w/ EP) | ||
ADM1272-1ACPZ-RL | 48-Lead LFCSP (8mm x 7mm w/ EP) |
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ソフトウェア・リソース
ツールおよびシミュレーション
LTspice 1
下記製品はLTspiceで使用することが出来ます。:
- ADM1272
LTpowerPlay®
LTpowerPlay® は、旧リニアテクノロジーのデジタル・パワー・マネージメント(PSM)製品をサポートする強力なWindowsベースの開発環境です。
ツールを開く設計ツール 1
LTspice®は、無料で提供される強力で高速な回路シミュレータと回路図入力、波形ビューワに改善を加え、アナログ回路のシミュレーションを容易にするためのモデルを搭載しています。
評価用キット
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