Tataとアナログ・デバイセズ、インドにおける半導体エコシステムに関する事業協力によるビジネス機会を模索する戦略的提携を発表

Tataとアナログ・デバイセズ、インドにおける半導体エコシステムに関する事業協力によるビジネス機会を模索する戦略的提携を発表

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穂村 裕美

Analog Devices logo and TATA logoインドに本社を置くグローバル企業であるTataグループとグローバル半導体企業であるアナログ・デバイセズ(NASDAQ:ADI)は本日、製造における協業体制の可能性を模索する戦略的提携を発表しました。

Tata Electronics、Tata Motors、Tejas Networksは、ADIと戦略的・ビジネス的連携を強化し、インドにおける半導体製造の機会を模索し、電気自動車やネットワーク・インフラストラクチャなどのTataのアプリケーションにADI製品を使用するための基本合意書(MoU)に署名しました。また2社は、戦略的ロードマップすり合わせに関する協議を行うことに合意しました。

Photo of ADI and Tata peopleこの事業協力は相互に有益になることが期待されており、インド国内および世界の消費市場に向けた、盤石なエレクトロニクス製造エコシステムをインドで確立する重要な一歩となります。

Tata Sonsの会長であるN・チャンドラセカラン氏(N Chandrasekaran)は次のように述べています。「Tataグループは、インドにおける活況な半導体産業の先端的発展に深く関与しています。半導体バリューチェーン全体にわたってADIと提携し、またADIとTataグループ企業との協業を模索することで、お客様に先進的な製品を設計・提供し、お役にたてることを嬉しく思います」。

ADIのCEO兼会長であるヴィンセント・ロウチ(Vincent Roche)は次のように述べています。「インドでの半導体エコシステム構築の推進において、ADIがTataグループと協業できることを大変嬉しく思います。この協業は、この地域におけるイノベーションと持続可能な成長に対する当社のコミットメントと一致しています。当社が持つ半導体ソリューションとソフトウェアの専門知識をTataが持つビジョンや保有能力と組み合わせることで、電気自動車から次世代ネットワーク・インフラストラクチャに至るまで、最先端技術の開発を加速させることができます。私たち2社は共に、より強固な半導体エコシステムを構築するだけでなく、グローバルなエレクトロニクスの未来を形づくっているのです」。

既に発表されているとおり、Tata Electronicsは総額110億ドルを投じて、グジャラート州ドレラにインド初の自社工場を建設し、自社の施設への投資を行っています。さらに、Tata Electronicsは30億ドルを別途に投資し、アッサム州ジャギロードにある空き区画に半導体チップの組み立てとテストを行う施設を建設する予定です。

Tata ElectronicsとADIは、グジャラート州のTata Electronics工場およびアッサム州のOSATにおいて、ADI製品を製造する事業機会を模索する意向です。Tata MotorsとADIは、商用車および乗用車の両事業における蓄電ソリューションおよびパワー・エレクトロニクス向けの電子ハードウェア部品への参入機会を模索する意向です。Tejas NetworksとADIは、ネットワーク・インフラストラクチャ向けの電子ハードウェア部品への参入機会を模索する意向です。

詳しい情報は下記にご連絡ください。
Tata グループ | harsha.r@tata.com または pooja.rajput@adfactorspr.com
ADI | CorpComm@analog.com または Investor.Relations@analog.com

Tataグループについて

ジャムシェトジー・タタ(Jamsetji Tata)によって1868年に設立されたTataグループは、インドに本社を置く、10業種30社から構成されるグローバル企業です。同グループは6大陸の100カ国以上で事業展開しており、「信頼されるリーダーとして、ステークホルダーに長期的な価値をもたらすことで、当社がサービスを提供している世界中の地域社会における生活の質の向上を図る」というミッションを掲げています。

Tata SonsはTataグループの統括会社であり、Tataのグループ企業をプロモートしています。教育、健康、生活の向上、芸術・文化を支援する公益信託法人がTata Sonsの自己資本の66%を保有しています。

2023年から2024年のTataグループ企業の連結売上高は1,650億ドルでした。またTataグループ企業全体で100万人を超える従業員を雇用しています。

Tataの各企業または事業体は、それぞれ自社の取締役会の指導と監督の下で独立した運営を行っています。26のTata事業体が上場しており、連結時価総額(2024年3月31日時点)は3,650億ドルです。

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ(NASDAQ: ADI)は、物理的世界とデジタル世界の架け橋となり、インテリジェント・エッジでのブレークスルーを実現する、グローバルな半導体企業です。ADIは、アナログ、デジタル、そしてソフトウェアの技術を組み合わせて、工場のデジタル化、モビリティ、デジタル・ヘルスケアの進歩に寄与し、気候変動に取り組み、高い信頼で人と世界とを接続するソリューションを実現しています。2023会計年度の収益は120億ドルを超え、世界で約26,000人の従業員と125,000社のお客様を擁するアナログ・デバイセズは、現代の革新者たちに「想像を超える可能性」を提供します。アナログ・デバイセズのウェブサイトhttps://www.analog.com/jpLinkedInX(旧Twitter)もぜひご覧ください。

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