FAQ
ADM2587E - FAQ
iCoupler製品はどの規制基準に準拠していますか?
iCoupler製品は、通常、2.5kVRMS以上のUL定格と400VRMSの動作電圧についてCSAとULの承認を受けています。
各特定製品の承認内容および詳細をまとめた表を、 www.analog.com/iCouplerSafetyでご覧いただけます。
iCoupler 製品とインターフェース製品の違いは何ですか?
iCoupler アイソレーション製品は、従来型のインターフェース製品の中の特殊な製品群です。通常、1つのiCoupler製品で幅広いアプリケーションに対応できますが、インターフェース専用の製品は用途が限られています(例えばRS-232やRS-485トランシーバー)。さらに、インターフェース専用の製品に絶縁機能が求められることはあまりありませんが、一般にこの種のインターフェースにはある程度の絶縁も必要です。当社は様々なインターフェース製品を提供していますが、その一部にiCoupler技術を組み込んだ完全統合化ソリューションがあります(以下を参照)。
アナログ・デバイセズには他にiCoupler技術を取り入れている製品がありますか?
iCoupler技術の大きな利点は、多様な製品にアイソレーションを統合できることです。他の製品にもiCouplerによるアイソレーションを統合することで、設計の簡素化、部品表の削減、コストの低減、サイズの縮小、信頼性の向上を実現できます。
ADM2483、ADM2485、ADM2486、ADM2490Eは、iCoupler技術を取り入れているRS-485トランシーバーです。同様に、AD7400とAD7401は絶縁型のΣΔ A/Dコンバータです。今後アナログ・デバイセズでは、iCoupler技術によりアイソレーションを統合した更に多くの製品を発表する予定です。
終端抵抗の値
Q: RS485(RS422)の終端抵抗は、いくらぐらいにするべきでしょうか?
A: RS485などの通信線に挿入する終端抵抗は、その伝送線路の特性インピーダンスに合わせる必要があります。特性インピーダンスは線路の設計や形状により決まります。通信などで使われる同軸線は50Ωや75Ωがよく使われ、ツイストペア線では、100Ωぐらいから数100Ωとメーカーや材質によって異なります。(信号伝送速度も材質や構成により異なります)マイクロストリップラインであれば、線幅の設計や基板材質、その厚さなどにより異なります。使われる伝送線にあわせて終端抵抗を選んでください。詳しくは、AN-960: RS-485 / RS-422回路の実装ガイド をご参照ください。